市販の『フルナーゼ』と医療用の『フルナーゼ点鼻液』の主成分に違いはあるのか?
※医薬品は使用上の注意をよく読み、用法 用量を守って正しくお使い下さい。
一般用医薬品は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してから購入して下さい。
医療用医薬品は医師の診断の元、指示された量を守りましょう。
同成分の薬でも必ずしも同じ効能・効果が得られるとは限りません。
この記事は主成分量を比較したもので効能・効果の比較は行っていません。
*薬の情報は2019/11/7時点での情報です。最新情報は個人でお調べください。
鼻炎等で処方されるの『フルナーゼ点鼻液』と同じ名称の市販薬『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』が販売開始と記載されていたので主成分を確認してみました。
『フルナーゼ点鼻液』の主成分は?
まず、医療用医薬品の添付文書を確認したところ、『フルナーゼ点鼻液』の主成分はステロイド剤の「フルチカゾンプロピオン酸エステル」でした。『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』と『フルナーゼ点鼻液』の有効成分の違いは?
市販薬の『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』添付文書を確認したところ、医療用医薬品の『フルナーゼ点鼻液』と同じ主成分の「フルチカゾンプロピオン酸エステル」でした。『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』と『フルナーゼ点鼻液50μg』は含有量が同じ?
市販薬の『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は、100ml中に「フルチカゾンプロピオン酸エステル 51mg」と記載がありました。医療用医薬品の『フルナーゼ点鼻液50μg』は、1mL中に「フルチカゾンプロピオン酸エステル 0.51mg」と記載がありました。
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は、1mL中に換算すると「フルチカゾンプロピオン酸エステル 0.51mg」含んでいると考えてみると、『フルナーゼ点鼻液50μg』と主成分を同じ含有量を有すると考えられるのではないだろうか?
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は15 歳以上のみ使用可能
市販薬の『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は、添付文書に成人(15 歳以上)と記載がありました。小児(15歳未満)は使用する事が出来ないようです。
医療用医薬品には成分量が少ない小児用の『小児用フルナーゼ点鼻液25μg』という薬がありました。
小児(15歳未満)の方は病院に受診して医師より処方して貰う必要があるようです。
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』と『フルナーゼ点鼻液50μg』の製造販売元は?
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は製造販売元が「グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社」と記載があった。『フルナーゼ点鼻液50μg』は製造販売元が「グラクソ・スミスクライン株式会社株式会社」と記載があった。
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』はドラッグストアやインターネットで購入可能?値段は?
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は「要指導医薬品」なので、薬剤師のいる取り扱いのある薬店で購入できるようです。インターネットでは購入することは出来ません。メーカー希望小売価格(税抜):1,580円
『フルナーゼ点鼻液50μg』は医療用医薬品の為、原則、医師や歯科医師の診断・処方に基づいた使用が義務付けられている医薬品なので、基本的には処方せんが必要。
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』1本は何日分?
『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』は1本あたり8ml56噴霧と記載がされている為、用法通り使用していれば約2週間分となるようです。『フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>』と『フルナーゼ点鼻液50μg』の比較
フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用> | フルナーゼ点鼻液50μg | |
---|---|---|
分類 | 要指導医薬品 | 処方箋医薬品以外の医薬品 |
主成分 | (100mL中) フルチカゾンプロピオン酸エステル 51mg | (1mL中) フルチカゾンプロピオン酸エステル 0.51mg (1回噴霧中) フルチカゾンプロピオン酸エステル 50μg |
値段 | メーカー希望小売価格(税抜):1,580円 | - |
販売元 | - | - |
製造販売元 | グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社 | グラクソ・スミスクライン株式会社 |
ちなみに....
フルナーゼ点鼻液50μg56噴霧用は薬価が1208.6(2019年11月時点)
フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用はメーカー希望小売価格(税抜):1,580円
病院では保険適応だと負担金額も安くなりますが、季節によっては病院が大変混雑していることもあるので病院に行く時間や手間が嫌な人にとってはお買い得なのかもしれません。