『パイロンPL顆粒』と病院で処方される『PL顆粒』の主成分の違いは?


※医薬品は使用上の注意をよく読み、用法 用量を守って正しくお使い下さい。

一般用医薬品は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してから購入して下さい。

医療用医薬品は医師の診断の元、指示された量を守りましょう。

同成分の薬でも必ずしも同じ効能・効果が得られるとは限りません。

この記事は主成分量を比較したもので効能・効果の比較は行っていません。

*薬の情報は2018年1月9日時点での情報です。最新情報は個人でお調べください。

病院に行かなくてもPL顆粒が飲めるように。パイロンPL顆粒について調べてみました。


【パイロンPL顆粒】とは?

サリチルアミド等解熱鎮痛成分を含んだ総合感冒薬。

【パイロンPL顆粒】の主成分は?

パイロンPL顆粒
サリチルアミド  :648mg
アセトアミノフェン:360mg
無水カフェイン  :144mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩:32.4mg
添加物:乳糖水和物,トウモロコシデンプン,塩化ナトリウム,白糖,含水二酸化ケイ素

アセトミノフェンは『タイレノール』と同じ成分。
記事:カロナールと同じ成分の市販の薬はタイレノール? 値段は?

【パイロンPL顆粒】の方が含有量が少ない? 医療用の【PL配合顆粒】との違いは?

市販の【パイロンPL顆粒
(0.8g×3包中)
サリチルアミド  :648mg
アセトアミノフェン:360mg
無水カフェイン  :144mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩:32.4mg
添加物:乳糖水和物、トウモロコシデンプン、塩化ナトリウム、白糖、含水二酸化ケイ素


医療用医薬品の【PL配合顆粒
(1g×1包中)
サリチルアミド  : 270mg
アセトアミノフェン: 150mg
無水カフェイン : 60mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 13.5mg


市販の【パイロンPL顆粒】を1包中に換算してみると
サリチルアミド  :216mg
アセトアミノフェン:120mg
無水カフェイン  :48mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩:10.8mg

結果的に パイロンPL顆粒】の1.25倍 = 医療用の【PL配合顆粒になるのではないだろうか?
ちなみにパイロンPL顆粒は0.8g/包、PL配合顆粒は1.0g/包なのでg数換算すると成分量は同じになるようです。

ドラッグストアやインターネットで購入可能?

パイロンPL顆粒】は「指定第2類医薬品」なので、薬剤師、登録販売者のいる取り扱いドラッグストアやオンラインストアであれば購入できるようです。
パイロンPL顆粒
メーカー希望小売価格(税込):12包 1,250円 24包 1,980円

【PL配合顆粒】は「医療用医薬品」の為、原則、医師や歯科医師の診断・処方に基づいた使用が義務付けられている医薬品なので、基本的には処方せんが必要。

緑内障・前立腺肥大症の方は注意

抗コリン作用により症状が悪化する可能性がある為、緑内障・前立腺肥大症の方は注意が必要。

パイロンPL顆粒とPL顆粒の比較まとめ


パイロンPL顆粒 PL配合顆粒
分類 指定第2類医薬品 処方箋医薬品以外の医薬品
成分 (0.8g×3包中)
サリチルアミド 648mg
アセトアミノフェン 360mg
無水カフェイン 144mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 32.4mg
(1g×1包中)
サリチルアミド 270mg
アセトアミノフェン 150mg
無水カフェイン 60mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 13.5mg
値段 メーカー希望小売価格(税込):12包 1,250円 24包 1,980円
販売元 - 塩野義製薬株式会社
製造販売元 シオノギヘルスケア株式会社 シオノギファーマ株式会社

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